紀州釣り専科!花よりダンゴ ミニブログ

紀州釣りのことを記録した過去の短編釣行記です。

三重県 熊野灘 防波堤 釣りの幅が広がる

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釣りの幅が広がる


シルバーウイークの余韻を浸る間もなく、ツ抜け(二桁)狙いの釣行。


 


 


 


 


半蔵さんと相談して、今、もっともホットな数釣り場に行くことに。


地元の方の話では、来る人すべてに釣果があって、それもツ抜けがあたり前みたいな状態らしい。型はカイズ級だが・・・。


特に40年間この場所以外で釣りをしたことが無い地元の名人が前日に31枚挙げてるらしい。私の釣り開始早々に延々2時間、その状況をお聞き(一方的・・・)していただろうか(汗)


 


結果から書くとカイズクラス20cm~30cmまでを11枚。目標は、クリア。しかし、数字的には20枚狙いだったのだが・・・。


内訳は、午前中に4枚。午後から7枚。


開始当初は、数投目で早々とゲットするものの、それ以降がなかなか釣れない。半蔵さんは、12枚くらい上げてただろうか。


ただただ焦るだけで、地元勢もツ抜けすると言い切るのだが、釣ってる私の心中は、穏やかではない。


夕方の時合いは、15時頃からと聞いていたが、16時頃に2回目の団子を切らし、その時点で依然と4枚である。


ここで、どうしたものかと釣りを振り返る。


団子は、砂多めのボラを意識した配合で、集魚は、アミエビひとつかみとサナギ300ccくらいで、5分目の力で持たせる団子配合。


チヌの釣れ方は、交通事故的な釣りで、突然、ポツンポツンと釣れたような感じ。日が昇ると同時に風が強くなりウキが滑ってよう釣り切れなかったこともあるがこれは考慮しない。


あとは、状況だが、この1週間は地元の方が団子をかなり入れている。名人もアミエビ4kgの3分の1とか言ってたから結構な量だ。(私からすると)


私の釣り座は周辺に釣り人はおらず、ますます、悩ましい。


去年の鳥羽の名人のことを思い出し、この地元の名人と比較すると、なんとなく重なる部分が見えてきた。


団子配合は、糠多めの砂少々、アミエビどっさり(私からすると)のしっとり目を30回程度にぎるような釣り方である。


思い切ってバッカン3分の2くらいに糠を入れ、サナギは400g、砂は、片手いっぱいの気持ちだけ入れ、アミエビは、フグのことは忘れて片手がっつり鷲掴みをぶち込む。海水を適当に入れて気持ちしっとりで再開した。


釣り方は、強風の影響で、棚3ヒロの所を竿一本以上這わしていたのだが、4ヒロくらいに戻し団子のテンションが伝わる感じだろうか。


すると、残り時間はわずかではあったが、ウキが見えないくらいまで、連チャンに近い感じでカイズが7枚釣れた。


 


 


 


これって、時合いで釣れたのか、団子配合なのかわからないが、私は以下のことが起因しているとおもっている。


・毎日アミエビの団子を口にしているチヌが多く、団子に執着しているのではないだろうか、薄味では興味が薄れているような感じだろうか


・アミエビを入れることでカイズの群れが寄り、餌取りが静かになった


・団子の崩壊は、投入してから中層で割れるような感じで、その煙幕にチヌの食い気がアップし、さらに、チヌが突く前に団子が崩壊するので、サシエが先にあらわれ、口にしたのだろうか。(崩壊から少し時間をおいて釣れたかな)


とまー適当なことを書いてはいるが、簡単にまとめると「煙幕」でチヌの食い気がアップし、このポイントの「集魚量」が適量になって、チヌが口を使ったと思われる。


以前にばくだんさん(フリーダム)にチヌに口使わすようにせなあのポイントは釣れないと言われた言葉を思い出した。これは深い言葉だな~とずーっと考えていたがこれもその一つなのかも知れない。


どちらにしろ後付けで講釈を垂れてるので、ご参考にしてくらはい!


 


釣 果 : チヌ 11尾(20~30cm)


サシエ : ボケ、コーン、オキアミ


餌取り : ボラ、フグ、ゴンズイ、グレ


水 温 : 25℃くらい