三重県 熊野灘 地磯 やっと見つけた
やっと見つけた
連チャン2日目。事前に考えていたポイントもダメのような気がして、場所を絞れない。
三重地方は、夜になっても暴風で、風の音が恐ろしく聞こえる。事前調査ポイントも北西風には弱い、釣れそうにない。困った・・・。
釣れると思うポイントが釣れない。どうせなら釣れないと思う場所に行くか?と自身のセオリーを無視することにした。
自身が見捨てた場所を思い返していると、ある場所に記憶が止まる。その場所は、遠浅で100m沖から深場が広がる。竿を出す辺りは、かなり浅く、Yahoo空撮でも海底がスケスケに見える。そんな釣れそうにないと思っている場所に決めた。
温泉で疲れを癒しながら、本当に行くのか?と葛藤しつつ、とりあえず現地に行くことにした。
22時頃に到着し、下見すると真っ暗で海底の様子がわからない。足元は砂地が広がっているのがかすかに確認できた。ポイントは、護岸が整備され、周りは岩礁帯で、海底は、砂地だろうと適当に場所を確保して仮眠。
暗いうちから始めるも誰もいない・・・
やっぱりダメか・・・ダメなら夕方の時合い狙いで場所替えすればいいかと半分あきらめ気味な自分がいる。
海底の様子が分からず、分かるまでは、竿2本辺りにポイントを作り、陽が昇ると徐々に沖にポイントを移動する。
始めると2投目でアオキアミが無くなる。あれ?なんかいるやん!と魚の活性が高いことに喜びを感じた。
続けるとハリが無くなる、ハリスが切れそうなぐらいカジカジされている・・・
フグだ・・・(-_-;
ここもフグか・・・、水温を計ると15℃くらいだろうか
それからは、フグの猛威!アミエビを少し入れすぎた感があるものの、ウキが消し込めばフグしか釣れない状態に。
陽が昇り、フグの活性も上がり、フグがスレがかりするぐらいパラダイスな状況に陥った。
やはり、ここもダメかと10時頃、ポイントを休めると同時に場所替えを検討しようと、唯一、居るフカセの方に状況を確認する。
ここは、昼からですよと答えが返ってきた。どうやら先週、歳無し(53cm)を頭にすべて40オーバーの釣果があったらしい。
そのフカセの方がポイントを解説してくれたが、藻にチヌが居付いているらしい。その方のポイントは、竿2本くらいの所にコマセを打って、仕掛けを投入している。
ポイントを覗くと海底が透けて丸見え、確かに海藻が1本1本点在して数本茂っているようなポイントだった。
こんなスケスケポイントにチヌが居るのか?!
11時を過ぎる頃に、私の常識を覆す光景を目の当たりにすることになった。
フカセの方が、間隔を空けて、竿を曲げるわ曲げる・・・
こんな日中に、それも透けて海底が丸見えのポイント、海底まで1.5ヒロ無いような場所だ。
14時までにサイズは、40cm後半の型ぞろいで、最長寸49cmを頭に3枚、バラシ2枚とあっけにとられてしまう。
フカセの方と話したのだが、チヌが藻に執着している理由は、なんだろうか?その方は、藻を食べに来てるのではと言っていたが、そうなんだろうか?私が思うに回遊してきたチヌがシモリに居付くのと同じで、藻に居付いているだけなのではないだろうか、チヌが藻を食べるなんて、聞いたことも読んだこともない。
どちらにしろ、チヌは居る、私の技量不足を露呈したまでのことではないだろうか
遂に見つけた!志摩のノッコミポイント、居るとわかれば気合いが違う。
夕方まで頑張り、フグに悩まされたが、一瞬、サシエが残ったその時にウキがゆっくり消し込み合わせるとフグの引きとは比べ物にならない重々しい引きが竿を伝わり、のたされかけた竿を立てようとした瞬間、藻に入られて、竿が跳ね上がった。
しばし呆然として、仕掛けを見ると、なんと、巨チヌに備え、1.5号ハリスにしたつもりが1.2号のハリスになっていた。気づかずに釣りをしている自分に呆れてしまう。
結局、そのバラシが影響したのか、ウキを消し込むのはフグばかりになり、納竿とした。
バラシたのは後悔したものの、遂に、志摩のノッコミ場を発見したことに喜びを感じる。
この場所は、昨年同時期にロクマルが上がってることもあり、しばし通いつめてノッコミ初期の紀州釣りに磨きをかけたい。
釣 果 : チヌ ボーズ ※バラシ1回
サシエ : オキアミ、ボケ
餌 取 : フグ多数
水 温 : 15℃