紀州釣り専科!花よりダンゴ ミニブログ

紀州釣りのことを記録した過去の短編釣行記です。

三重県 熊野灘 防波堤

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ウキ


今週は、ヘダイの海か、渋ちんの海か、悩んだぁ・・・。ヘダイの海は、北西の強風の為、断念。そして、渋ちんポイントへ。


 


 


 


天候は、晴天成り!でも、風強し・・・。太陽と風で暖かいのやら寒いのやら。先週より暖かく釣りとしては、最高なのかもね。


 


結果から書くと、チヌ4尾。気持ち大きくなってきたでしょうか。でも、一発にはまだまだで、水温も21℃前後とまだ海は秋の形相です。


 


 


この1ヶ月間、渋ちんポイントに通い倒して、思ったことでも書きましょうかね。


渋ちんポイントで、チヌを10枚揚げようと努力してきた結果ですが、今の私には、無理かな。来年の課題になりました。


さて、少し、成果なるものを書かねば通った意味も無く、ずーっと考えてましたが、まずは、ウキのことでも書きましょうかね。


ウキの重要性をヒシヒシと感じました。日々、刻一刻と変化する海の状況に応じて、ウキを替えねばならない。


いつも行くポイント程、棚や潮流の加減を理解していることもあり、いきなり這わしたり、釣れる棚から始めたりしがちですが、そんなポイント程、その日の状況を確実に把握せねば結果を残すことができません。


私の場合、開始直後は、トントン、もしくは、底を切って、その日の状況を探ります。その時に使用するウキは、高浮力のウキです。種類は、棒ウキの特長を残しつつハワセ対応した良平ウキです。棒ウキは、トントンや底を切る釣りに効果があります。


団子の割れや、餌取の活性、餌取の種類を探り、その日のパターンをイメージし、シナリオを書きます。


余談ですが、少しビックリしましたが、このポイントにもヘダイが湧いてました。水温が低下するとヘダイが沸くそうです。(地元談)


その種類を想像して、ハワセで行くか、トントンで様子を見て、団子をどう持たせてどのタイミングで食わせるかなどを想像してきます。


トントンで行く場合は、そのまま良平ウキ-棒ウキ性能維持タイプで行きますが、ハワセ方向に向かう場合は、高浮力のまま釣りをします。


そこからがたくさんのウキが登場します。


ハワセに移行すると棒ウキよりも寝ウキか、良平ウキもしくは、永易ウキになりますが、寝ウキは、いまいち、好みでもなく、ハワセ対応に改良した良平ウキを優先してます。上潮がすべるような風が吹くと、シブシブ寝ウキを使いますが・・・。


ここで使用するウキは、良平ウキの高浮力バージョン先程の棒ウキ性能を殺したバージョンです。棒ウキより浮力は低いという事でしょうか。そして永易ウキ、これはほんとよくできてます。ハワセ用にはぴったり!ただ、上級者以外が使うと、かなり難しいと思います。ちなみに私は、かなりの年数使用しませんでした。あとは、永易ウキって、SSタイプまでしかなくて、錘負荷で言えばB錘以下のやつは、自作の良平ウキを使用してます。


と、単に浮力だけを語れば、4類は必要ってことですが、ここから、サシエを安定させる為に、浮力が低くし、少しの潮流でもわざとシモルようなウキを使用したり、風に流されないようにトップを短めにしたウキを使ったり、潮流が速くなるとそのシモリ加減をあわせねばならず、その逆も必要ででしょうか。


と言ったように、一日の釣りで何種類のウキを使うことでしょうか。


単にポイントがいいだけで、釣れて当たり前だと思いがちですが、長年釣りをされ、向上心旺盛な方ほど、ウキの種類が多く、こまめにウキの交換をされているはずです。


たぶん名人と呼ばれる方は、ウキ以外にもハリスや道糸、ハリをその時の状況に応じて交換されているんだと思いました。


なんでこんなこと書いたかと言うと、隣の若き紀州釣り師が、アソコは場所がええから釣れるとか、こそこそ聞こえてきますねん・・・。(笑)


場所もありますが、好ポイントって、なかなか入れないので、その日の自分のポイントをしっかり把握し、いろんな状況に対応したウキを容易しとかないとやはり釣れないんじゃないですかね。


 


釣 果 : チヌ 4尾(25~33cm)


サシエ : コーン、ボケ


餌 取 : カワハギ、ヘダイ、フグ


水 温 : 21℃